全国の家計消費支出


家計という消費者経済が経済全体に占めている割合というものは、その総額云々の問題なのではなく、その重みという意味では、国の経済において極めて重要な位置を占めているもの、と言えるのです。4967935

何故ならば、それは国民生活が経済全体において占めている比率というものだからであり、その額の上では産業界の大手企業が占めている割合よりも圧倒的に少ないものであるとはいえ、その重要度が極めて高いものである、ということを忘れてはならないのです。

何故ならば、内需の基盤を成すものとは消費者の購買力だからなのであり、この購買力が衰えてしまえば国内市場は縮小へと向かってしまい、そのことは生産者側である産業界へダイレクトに反映されて、産業界の衰退へとつながってしまうことになるからなのです。

いくら輸出によってそれを打開しようとしても、消費者の購買力が低下するという消費者経済の衰退は、国内市場の縮小という国の経済そのものの縮小へと波及されることになってしまうのです。

このように、内需の牽引力である消費者経済というものは、まさに国内市場を成り立たせている最大の因子なのであり、このことを度外視しての輸出依存による経済振興政策は、国内経済を空洞化させて、結局は国の経済を衰退へと追いやってしまう経済失策となるのです。

このためには、消費者経済の動向を計るバロメーターである消費者の購買力、すなわち消費支出の動向データには常に着目し、その衰退傾向が現れている場合には、経済衰退への赤信号であることに気付かねばならないのです。

 

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